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結婚相談の目的

時代と共に変ってきた結婚相談

これまでの「結婚相談」の流れ

結婚相談というと、結婚のお相手紹介などいわゆる「仲人」としての役割をイメージしていらっしゃる方が多いのではないでしょうか。ご存知の通り、職場やその他日常の生活の中で「結婚のお相手」にめぐりあえる機会は大変少なくなっております。それでその機会を人為的に作り出す仕事が「結婚相談」となってきたのです。

出会いの可能性を大きくするためには当然に、そのお相手の人数が多ければ多いほど良いということになり、かつて何万人の在籍者がいるということが結婚への近道と考えたり、少し前になると、会員の持つ属性(条件や性格を数値化したもの)をよりどころにコンピュータ上のマッチングデータ試算によりお相手のリストを作成し提供するサービスが台頭してきました。

「結婚相談」の問題点

しかしそのようなシステム改善をしていった結婚相談(結婚情報サービス)を利用したとしても、以前より「結婚の機会」が増えたのでしょうか? 結果は逆に前よりもむしろ難しくなったのではないでしょうか。理由はいろいろ考えられますが、その中で見落としがちになるのが結婚する当事者の心理を考慮した結婚相談が行われていないことなのです。

つまり結婚は物を買ったりするようなことではなく、人生一度の選択であるとともに、必ずしなければならないものでもない。お相手とどうしても「結婚したい」という押さえることの出来ない気持ちが高まって初めてゴールインしていくものであり、これは恋愛結婚だけではなく、お見合い結婚でも全く同じなのです。お相手が何万人の中から選択できるとか、あなたの属性と合った絞りこまれた人のリストを見ただけでは、その一歩先に進んでいくのが難しくなるのです。

新しい「結婚相談」の考え方

結婚相談を希望する内容は大きく変化しており、結婚相談の目的や意義は全く新しい考え方でとらえて行く必要があります。

例えば結婚出来ない理由を見てみると別表のようになり、以前は環境・条件の問題であったのが、今はマインド(心象)の問題を抜きにしては「結婚相談」は成り立たないのです。

ですから結婚相談員は単に人と人とを結びつける「仲人」の役割はもちろんですが、それだけではなく、カウンセリングアドバイザーであることも要求されます。

【結婚しない主な理由】

恋人がいない

結婚したい人がいない

身近に相手がいない

自分はしたいが相手がその気でない

容姿、経済事情など

自分が理想とする条件の人が見つからない

仕事などが忙しくて

なかなか決断ができない

独身は不便だがしかたがない

独身でいるほうが便利である

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